官公庁に就職

これまでは一般事務、製造販売、介護職員など一般雇用で勤務してきました。転職が多いため、障害を持っているのでは?と感じるようになり、2015年に心療内科を受診して「自閉スペクトラム症」という診断名がわかったことで、仕事がうまく続かないのは障害のせいなのだと腑に落ちて安心したのと同時に、長く働き続けるのであれば障害者雇用もひとつの選択肢なのではないかという気持ちに変わりました。

区の保健福祉係の紹介でトランジット浜松町センターの体験カリキュラムを受け、2016年に入所しました。最初は不安がありましたが、通所時間を徐々に延ばして調整していたので、定期通院以外は休みなく通所することができました。

就職が決まるまでは紆余曲折な日々でした。面接練習と応募書類作成などをスタッフにアドバイスしていただきましたが、面接で落ちてしまったり、企業実習でマッチングしなかったりと、このまま就職できなかったらと不安になることもありました。

三度目の実習と面接を経て、官公庁への就職が決まりました。コミュニケーションの苦手意識は努力して改善し、仕事に影響しないようにしていきたいです。

スタッフの皆さんにサポートしていただきとても感謝しています。最後まで諦めない気持ちが結果に結びついたと思います。