販売業へ就職

私は、トランジットを利用して二か月、それ以前に、他の就労移行支援事業所に九か月通所していました。一年程通所していて実感した事は、就労移行支援事業所は、あくまでも就労移行「支援」であり、自分が主体となり行動しなければならないという事です。

自分はアルバイト経験はありますが、社員として働いた事は一度もなく、また、アルバイトにおいても、自分が病気を持っている事を一切伝えずに働いていたので、相談する事も出来ず、いずれも短期間で辞めてしまいました。就労移行支援事業所に通所するようになり、就職に向けて活動していく中でも、自信を持つ事が出来ず、興味のある求人があっても、先延ばしにしているような状態が続いていました。

今回、採用して頂いた企業は、自分がその求人を知ったのが遅く、締め切りが近かったため、勢いで応募し、運良く採用して頂けましたが、自分としては、本当に奇跡的な、一生分の運を使い果たしてしまったような感じがあります。ですが、今回、たとえその時の勢いであっても、がむしゃらに行動した事は、自分にとって大きな糧となりました。

今までお世話になったスタッフの方々から、たくさんのご支援やご指導を頂きました。
実際に就職に至るまでには、やはり自分自身が確固とした意志を持ち、誰かに頼ったり任せたりするのではなく、自身で責任を持って行動しなければならないと、改めて感じました。

大切なのはこれからで、自分を採用して下さった企業様の信頼に応えるために、また、今まで支援して下さったスタッフの方々の期待を裏切らないために、より一層の努力をしていかなければなりません。自分自身に対して満足する事なく、通所する中で学んだ事を決して忘れずに、今後も精進していきたいと強く思っています。

短い間でしたが、本当にお世話になりました。どうもありがとうございます。