選択力と決定力 | 障がい者（障害者）就労移行支援事業所トランジット

こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

トランジット麻生では朝礼の後から15分ほど環境整備の時間を取っています。

環境整備とはトレーニングをするための環境を整える作業で、日頃の訓練を気持ちよく行うために清掃や備品の整頓などを行います。

環境整備では主にメンバーさん全員で利用する場を清潔に保ち、一日の身体のリズムを作り、共同で作業することでコミュニケーションの機会を作ることができるため、この毎日わずか15分の間で自主性と協調性を少しずつ育てていけることを目的としています。

なお、身体に障がいのある方は、無理のない自分の出来る範囲で作業を行います。
就職した後も、職場や身の回りの清掃や整理整頓は基本中の基本ですので、そのトレーニングも兼ねています。

身の回りを綺麗にすると、今必要なものがすっきりと見渡せて、心を綺麗にして物事に取り組むことができるようになりますので、これを習慣づけることはとても大切ですね。

この環境整備では、雑巾やほうき等の掃除用具に当番などはなく、選択は自由です。
環境整備表という記入式の表を設けており、自分がやりたい箇所に記名して分担していきます。

何も選びたいものがない場合でも「誰も取り掛かっていない箇所」や「誰かが取り掛かっているが人が薄い箇所」で手伝えるところを手伝います。
これを毎日行うことで「自己選択」と「自己決定」のチカラが育っていきます。

もちろんここで「何もしない」という選択肢もあります。
トランジットでの最終目標は「就職する」ことですから、その選択から就職にどう結びつけていくのか、直接結びつかなければどこをどう変えたいか、ということを自主的に考えていく機会にもなりますね。

どのような取り組みにも言えることですが、自分自身で決めて取り掛かるものは、誰かに言われて仕方なくやることと違い、自分自身を大きく成長させてくれます。就職活動においても自己の進むべき場所を自分で決めるのが大切です。

トランジットでの取り組みの中で、メンバーさん一人ひとりが選択力と決定力を高めて、自信を持って就職にのぞめるよう、私たちスタッフもサポートしていきたいと思います。

気軽にお問い合わせください

現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。