こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジットです。
障がい者就労移行支援事業所トランジットでは、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

みなさんは「3Dプリンタ」というものをご存知でしょうか?
紙にインクで刷るプリンタと違い、3Dプリンタインクの代わりに樹脂を使って立体を作る機械です。
立体を印刷するためのデータは3D CADなどの3DCGモデリングソフトを使って制作します。

登場した当初は高価なものでしたが、徐々に家庭に置けるほどの価格帯に落ち着き、ようやく立体モデルを制作する技術が学べる時代が訪れたなあ、と実感するばかりです。

先週、この3Dプリントの技術が活かされたセンセーショナルなできごとがありました。

3Dプリント技術が生命を救う
3D Printing Media Network より

新型コロナウイルスの猛威がやまないイタリアでは混乱が続いており、ある地域の病院でICUで使用される呼吸器のバルブが不足する事態に陥りました。

バルブは呼気と吸気の道筋に当たるものなので、欠品すると生命に関わるのですが、非常事態宣言が出ており簡単に調達できる状況ではありません

そこで、話を聞いた地元の造形企業が3Dプリンタを病院へ持ち込み、既存のバルブと同じ形状のものを再設計して数時間ほどでそっくりなバルブがプリントされたため、症状の重い患者さんの治療が継続できたのです。

3Dプリント技術が生命を救う

設計された3Dデータはこのあと地元の加工工場で活用・量産されて必要な医療機関へ配られました。

3Dプリント技術は容器やスマホケースのような身近なものから医療機器の資材のような繊細な構造のものまで、幅広く役に立てる可能性を大きく持っていると思います。

なお、トランジットでは3Dプリンタを常設しています。

3Dプリント技術が生命を救う

3Dモデリングソフトを使って形をデザインし、実際に樹脂フィラメント積層してプリントすることができ、立体構造を考える力とパソコンの画面上で設計する技術を育てることが可能です。

3Dプリント技術が生命を救う

3Dプリント技術が生命を救う

将来的に誰かの助けになる可能性のある技術ですが、専門家になる必要はありません。
経験がほかの分野・業種で役立つこともあるかと思います。

みなさんもパソコンで描いた立体を現実にしてみませんか?
見学・体験のお問い合わせを心よりお待ち申し上げます。

【参考リンク】
Itarian hospital saves Covid-19 patients lives by 3D printing valves for reanimation devices(3D Printing Media Network)
3Dプリント技術が新型コロナウィルス患者の命を救う(3DP id.arts)

気軽にお問い合わせください

現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。

障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生

〒001-0039
北海道札幌市北区北39条西5丁目1-1 K39ビル2階
【地下鉄麻生駅 徒歩1分】

TEL :011-299-8746
FAX:011-299-8746

E-mail asabu[at]transit-iko.net
※[at]を@に書き換えてください。

お問い合わせページはこちら