こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

「なんだか今日はやる気が出ないな…」という日、ありますよね。
やらなきゃいけないと思っているのに、なかなか取りかかれなかったり、いろいろ理由を並べて先延ばしにしてしまったり、他のことが気になってしまったり…
そういう状態のときのことを「やる気が足りない」と表現しますが、そもそも「やる気」ってなんなんでしょうか?

やる気
物事を行おうとする気持ち、欲求などを表現する意味
(実用日本語表現辞典)

実は、近年の脳科学の研究によって「『やる気』というものは、存在しないもの」だとわかっています。
やり始めたら気分が乗ってきて作業がはかどるという、行動の結果を「やる気が出たから」と考えているだけなのです。
つまり、「やる気」が出てきて行動につながるのではなく、行動した結果「やる気」がついてくるということです。

「やる気が出ない」から行動を起こせないというのは「やる気」がないのではなく、自分で心理的に壁を作っている状態です。
そのため、面倒な時ほど、あれこれ考えずに手をつけてしまうのが一番です。

人間は「行動」があって「感情」が出る生き物です。
「楽しい」から「笑う」のではなく、「笑顔をつくる」と「楽しくなる」。
ガッツポーズを取ったら、達成感という「気分」が生まれる。
といったように、行動が先にあるのです。

やる気がなくても動けるように

行動を起こす前に「やる気」を出すことはできないとわかりました。
そこで、集中力を高めることで、行動に取りかかりやすくするという方法をおすすめします。

目を閉じて、りんごを頭に乗せる動作をイメージしてみてください。
両手でそーっとのせて、そーっと手を離して…

目から入ってくる情報を無くして、頭に意識を集中させることで、集中力が高まった状態をつくることができます。

やる気がなくても動けるように

また、面倒だと思うことでも、行動を習慣化することで「やる気」がなくても自然と動けるようになります。

決まった曜日、決まった時間にトランジットに通所することも、行動の習慣化と言えます。
朝決まった時間に起きて、決まった時間に家を出て、決まった時間に出勤するという、就職に向けた生活習慣に体を慣らしていくことができます。
安定して通所できる習慣をつくることは、就職後に欠かせない勤怠の安定につながります。
仕事の経験があまりないという方も、ブランクがあって自信がないという方も、トランジットに通所しながら就職に向けた生活習慣を整えていきましょう!

やる気がなくても動けるように

参考:
池谷裕二、糸井重里『海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス』朝日出版社、2002年

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